ナカエ歯科クリニックの歴史
ナカエ歯科クリニック 1975年(昭和50年)6月4日 設立
江戸時代、材木問屋であった初代 角田榮造(曾祖父)を引き継いだ二代目 角田榮造(祖父)は、早稲田大学理工学部卒業後、土木建築会社を神奈川県葉山町に立ち上げました。会社の反映を考え、「中が栄える」との意味より会社の屋号を中栄(ナカエ)と称しました。会社は大きくなり、大正時代、三浦半島で最も大きな会社に成長しました。
その功績が認められ、角田榮造は大正天皇の命で宮内庁より葉山御用邸の設計、建築をまかされます。当時建築された御用邸は木造建築であり、1977年に起きた葉山御用邸放火事件により全焼しましたが、現在、葉山御用邸脇にある下山川にかけられたコンクリート製の橋は、唯一大正時代より残る建造物であり、当時を垣間見ることができます。
時代は太平洋戦争に突入し、角田榮造は太平洋戦争と自分の病(悪性リンパ腫)を理由に廃業することに決めました。
時代は流れ、1974年、残された祖父の土地に開業することになった土肥寛二(父)は、事業繁栄と縁起をかつぎ、祖父の会社の屋号である「中栄」より、歯科医院の名称をナカエ歯科クリニックと称しました。そして1975年(昭和50年)6月4日、前院長 土肥寛二によりナカエ歯科クリニックは開院されました。土肥寛二は2006年(平成18年)7月10日に亡くなりましたが、娘である前畑香は、先代の意思を継ぎ、2006年7月11日よりナカエ歯科クリニック2代目として同じ場所に、新たに開業しました。
リラックスして診療を受けていただくために
当院では患者様にリラックスして診療を受けていただける環境づくりを心がけております。
待合室はシャンデリアや古時計など開業当時から使用してきたインテリアで落ち着いた空間を提供しております。また、プライバシーに配慮し、診療室はすべて個室となっております。治療についてのご相談・ご説明も安心して行うことが出来ます。
院内設備
歯科用CT
インプラント手術や歯周病治療、歯根の病気などの正確な診査・診断には三次元CTによる撮影が欠かせません。当院では、三次元画像を元に安全な治療計画を立てることは現代での歯科医療では必須だと考えております。
歯科用CTは従来のレントゲンなどと比較し、被ばく量を大幅に軽減できますのでX線照射による健康被害を気にされている方もご安心ください。
口腔内3D光学スキャナ
高速連続スキャンのためスピーディーに、患者さんへの負担が少なく、正確性の高いデータ取得が可能です。
マイクロスコープ
マイクロスコープを導入しています。肉眼では見えなかったところも見えるので今までよりも正確な診査と精密な治療が可能です。
歯を削る虫歯治療、歯の根元の治療、補綴治療(被せ物の治療)歯周病治療、インプラント治療、口腔外科など、ほとんどすべての歯科治療において肉眼でおこなう従来の歯科治療に比べ、精度の高い治療が可能になります。
ヘッドマウントディスプレイ
ヘッドマウントディスプレイという機材で、患者様自身もシートに座ったまま、実体顕微鏡の画像で治療内容を確認しながら診療をすすめることが出来ます。
PRGF-Endoret
当院では、歯周病により無くなった骨の再生・手術や抜歯後の骨の再生や歯肉の短期治療・インプラント埋入のための骨造成などを行うための治療技術PRGFを導入しております。
PRGF専用遠心分離器により血液を分離し、骨や軟組織等の成長因子を取り出します。
手術室について
当院では完全個室の手術室を完備しております。
現在の歯科医療はインプラント治療・歯周外科手術等、多岐にわたります。より安全・確実な治療を行うために最新の設備を揃えて、清潔な空間で手術を行います。
手術用無影灯(OPEライト)
手術室には高性能な手術用無影灯(OPEライト)を導入しております。手術用無影灯で術野を確実に確保することにより、正確で安全な外科手術を行うことが可能です。
炭酸ガスレーザー
レーザー治療は、従来の治療によって発生する音や振動からくる不安感や恐怖感が少なく、痛みも軽減されるため、患者様にとってストレスなく治療を受けていただくことが可能になります。
また、人体に対する安全性も高く、高血圧、心臓疾患や内科的疾患の持病がある方や妊婦さんも安全に治療を受けていただけます。
Nd-YAGレーザー
Nd-YAGレーザーは、むし歯の除去や根の治療、知覚過敏症に対する処置、歯石や歯周病で腫れた歯ぐきの除去などに効果を発揮します。
麻酔をしなくても痛みの少ない治療ができ、レーザー光を当てるだけなので振動や切削音もなく、患者様にとってやさしい治療を実現します。
超音波スケーラー
超音波により、深い歯周ポケット内に強固に付着した歯石と汚れたセメント質を除去し、歯周ポケット内の洗浄をします。
他院へのご紹介
当院で対応することが困難な特殊疾患、症例におきましては、院長の出身大学、現所属大学である神奈川歯科大学を当院よりご紹介させて頂き、連携をとった診療をさせて頂きます。
紹介実績
- 神奈川歯科大学
- 顎顔面外科
- かみ合わせリエゾン診療科
- 歯科放射線科
- 小児歯科
- 歯科矯正科
診療時間のご案内
・完全予約制ですので、事前のご予約をお願い致します。
・来院時、現在ご使用の歯ブラシ(新たに購入して持参する必要はありません)をお持ちください。
・現在、お薬を服用の方はお薬の種類がわかる書類(お薬手帳 等)をお持ちください。
1人に対する診療時間と完全予約制の意味
一度に多くの患者様を拝見させて頂きたいのは山々ですが、院長 前畑の体は1つしかありません。可能な限り1人1人の患者様に説明をし、治療させて頂くためには、1時間から2時間半の診療時間を必要とします。そのため、緊急性のある急患処置を除き、診療は完全予約制とさせて頂きます。そのため、急なキャンセルは、予約を取りたくても取れない患者様のご迷惑となりますので、確実に起こしになれるお時間でご予約をとらせていただき、ご賛同頂ければと思います。
遠方(海外)よりお越しの患者様への対応
遠方(海外)在住の患者様は、必要に応じて、メールで対応させて頂きます。現地で応急処置が治療な場合は、現地(海外)の歯科医師と対応させて頂くことも可能です(英語での対応可)。
ナカエ歯科クリニック ホームページ開設の経緯
理由１
ナカエ歯科クリニックは、1975年(昭和50年)に土肥寛二(父)により設立され、設立当初より、現在と同じく、大きな看板はなく、広告も一切出していませんでした。当院の患者様の9割が、当院の患者様によるご紹介の患者様です。葉山町在住の患者様も多いのですが、患者様の4割は遠方の患者様です。東京、横浜はもちろんですが、東北地方、関東甲信越地方、中国地方の患者様の他、スペイン、ドイツ、アメリカ、香港の海外に在住する患者様も定期的に拝見させて頂いています。ご紹介頂く患者様より、「看板がないので、具体的に病院の場所を教えにくい」「病院パンフレットがないので、病院の雰囲気を伝えにくい」等のお話を頂きました。初めて当院を来院して頂く患者様のために、ナカエ歯科クリニックがどのような病院であるのかを知って頂く手段として、ホームページを開設する運びになりました。
理由２
近年、社会は情報化社会になり、インターネットやスマートフォン等の通信手段の進化により、大容量の情報を迅速かつ容易に共有化することができるようになりました。昨今、院長 前畑は、歯科症例報告及び歯科材料・機器の紹介等で、歯科雑誌、商業誌の執筆を行う他、シンポジストとして歯科症例の発表をする機会が増えました。当院を調べて来院する患者様の中には、ネットで病院名だけではなく個人名で検索し、来院する患者様もいらっしゃいます。そのため情報の錯乱を防ぐため、病院コンセプトをわかりやすくお伝えする必要性があると判断し、ホームページの開設をする運びになりました。
