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最適なブラッシングから始める予防診療

歯垢の染色状態
歯垢の染色状態

位相差顕微鏡で見た口腔内の細菌
位相差顕微鏡で歯垢を拡大。口腔内細菌が見られる

当院で重視するのは予防の概念です。初診の患者様には、口腔内診査、模型、X線撮影 などの基本資料をとり治療計画をたてる前に、「プラークとはなにか?なぜ歯ブラシをしなくてはならないのか?」を知っていただくために、プラークを位相差顕微鏡と歯垢染色液を使用し、説明します。

どのような治療を行うにせよ、口腔内は適切なブラッシングによってプラークコントロールされることが大前提だと考えております。そのため、1人1人の患者様に適切な清掃器具を選び、ご指導させていただきます。

基本的に使用する歯ブラシと併用する清掃器具

歯ブラシと清掃用具を併用する

1本の歯ブラシで全ての歯を完璧にブラッシングできれば、こんなに楽なことはありません。当院では、基本的に使用する歯ブラシ以外に、口腔内状況、治療内容、患者様の年齢、生活環境に応じて、タフトブラッシや歯間ブラッシ などの清掃器具を選ばして頂き、より効果あるブラッシングができるようにご指導させていただきます。

ブラッシング指導を重視する理由

ブラッシングを重視する理由

当院を初めて来院される患者様のなかには、大人になってからブラッシング指導を受けたことがない方も多いのが現状です。幼少の頃に教えられた歯ブラシの使用方法は、大人になるにしたがって、自己流になり、時には誤った方法で毎日のブラッシングを行っていることもあります。治療に際し、患者様に徹底したブラッシング方法の指導と、清掃器具の選択を行っています。

プラーク1mg中には10億個以上の細菌がいます。当院では、治療の前に必ずクリーニングをさせて頂きますが、食後と就寝前にブラッシングの習慣を付けることが重要です。歯科治療は、口腔内細菌が存在する状態下で、う蝕(虫歯)、歯肉炎・歯周病の治療を行っており、無菌状態で治療をすることはできません。治療を円滑に行うためには、歯科医師・歯科衛生士による口腔内清掃に加えて、患者様ご自身による口腔内清掃を徹底させる必要があり、ブラッシングの再確認をする必要性があります。ブラッシング指導は、予防診療の礎と位置したうえで、重視しています。

子どものブラッシングと口腔内管理

日本では子どもにひとりで歯ブラシを任せている親も多いのが現状ですが、子どもは1人で完全にブラッシングをすることができないと考えます。スウェーデンでは、親は子どもが12歳になるまで、子どもの仕上げ磨きをおこなっています。当院では、親は子どもが10歳になるまで、子どもの仕上げ磨きを行うように指導させて頂いています。口腔内管理は大人と同様の手順で行いますが、子どもの頃より、「予防診療」に重点をおくことは大切なことです。

そして近年、子どもの生活環境の変化、特に食生活の変化等に伴い、子どもの顎骨(顔)は小さくなる傾向にあり、歯列不正が増加しているように感じます。必要に応じて、矯正治療を取り入れ、成長段階にあわせた子どもの口腔内管理を行っています。

定期検診(口腔内管理)の重要性

治療が完全に終了した口腔内は、歯科来院前と比較し、口腔内細菌の数もコントロールされているはずです。治療期間中は、毎日のセルフケアに加え、歯科医師・歯科衛生士によるクリーニングが施され、最も口腔内環境がよい状態です。歯科に通院しなくなった翌日より、患者様のセルフケアだけで口腔内細菌の数をコントロールしていかなくてはなりません。ブラッシング方法が自己流になり、特異的にブラッシング不良になった場所に、う蝕(虫歯)や歯肉炎・歯周病の原因となるプラーク(歯垢)が付着し、口腔内環境を破壊していきます。

また、歯牙は、毎日休むこともなく使われており、6歳に萌出した6歳臼歯(第一第臼歯)はその名のごとく、6歳から患者様の年齢まで使われています。毎日使われている歯が正常に機能するかを検査する必要性はあります。車ですら、新車で3年、通常は2年に1回車検があり、1年に1度は、ディーラーや自動車専門店で定期検査をうけます。エンジンを起動させるエンジンオイルですら、3000㎞~5000kmに一度は交換することもあるかと思います。

以上のように、定期検診の目的は、う蝕(虫歯)や歯肉炎・歯周病の早期発見と早期治療、そして何歳になっても機能的(健康に食べることができる)で、清潔な歯を持続するためのメンテナンス(歯科医師・歯科衛生士による専門的な口腔内清掃と管理)だと言えます。当院では、患者様の口腔内状況に合わせて、2・3・4・6・12ヶ月ごとに定期検診をさせて頂き、口腔内管理をさせて頂きます。

PMTC

当院は、全患者様にPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)を行い、施術後の歯牙にフッ素を塗布させて頂きます。当院におけるPMTCとは、日常の歯磨きでは除去しきれないプラーク(歯垢)・歯石・着色を、機械のブラッシやカップを使用し、フッ素を含有した歯磨ペーストで歯面清掃、歯面研磨を行うことです。フッ素は子どもから大人まで塗布し、う蝕予防と歯面強化を目的にしています。

PMTC例

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